タブレットに関して言えば、Microsoftには厳しい1年だった。1月のCESで、同社のスティーブ・バルマーCEOはさまざまなWindowsタブレットを披露した。その中には、HPのSlateなど、Microsoftの成功に貢献するとバルマー氏が称したものもあった。それからおよそ1年、Windowsは成功できなかった。バルマー氏は次回のCESで再びチャレンジしようとしているが、Microsoftが本当にモバイル市場を「獲得」するかどうかには疑問が残る。
それに対してAppleが現在成功しているのは、iPadのすべての側面をコントロールしているからだ。ハードを設計しているだけでなく、ソフトも作っている。その結果、2つの不可欠なコンポーネントがうまく融合し、iPadを非常に優れたデバイスにしている。Microsoftはソフトのみを提供するつもりのようだ。このため、同社は提携先ベンダーの設計者に頼ることになる。少なくともこれまで、設計に関しては、タブレット市場でAppleと張り合えた企業はない。
Microsoftがタブレット市場でAppleに勝つことははたしてできるのだろうか。
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