グラフィックスハードウェア2005でスタンフォード大学が「KD-Tree Acceleration Structures
for a GPU Raytracer」というタイトルでGPUレイトレーシングを行いました。
従来までの技法ではSiggraph 2002にスタンフォード大学が出展したユニフォームグリッドがベースのレイトレーシングでしたが、これらにスタックを使わずにkd-treeトレースを実装しています。軽く読んでみたのですが基本はレイトラバースの際に使用するtminとtmaxをうまく書き換えることによりトラバースを可能にしたという感じでしょうか。
まあ読んでて速度出そうにないなあと思ってましたが案の定あまり早くないそうです。(ただ古いGPUレイトレーシングの技法に比べると例えば複雑なシーン等では強みを増して数倍早くなるケースもあるそうです)。