通常、鏡というのは言うまでも無く、鏡面を軸に対称に象を結びますが、このインスタレーションでは、ホッケーの軌道だけが対称ではなく、そのまま鏡の奥から直線です。自分に勝つために?いや、自分に負けないための?鏡を使ったデジタル哲学勝負マシンです。
メディアアートも段々と市民権?を得てきているような気がします。かつては絵画や音楽を通した、精神的なインタラクションだったのが、そこに電気、電子、カラクリを加えることで製作者の意図と物理的な交流が可能になってきています。その進化の1つの形がここに。(おおげさ?)