Guest 投稿 "次世代空港システム技術研究組合は、e-タグ※(RFID※)技術を応用した空港手荷物ハンドリングの高度化と陸空一貫した国際航空輸送システムの早期実現を図ることを目指して、空港管理者である成田国際空港(株)をはじめ、航空会社、宅配会社、RFID技術関連会社及びシステムベンダーなどが共同して空港を実証実験フィールドとして研究活動、国際標準化活動を共同で展開しています。
IT技術を活用することにより空港の利便性、安全性、経済性、定時性を向上させ、空港利用者の利便性を最大限に高めるシステムの確立を目指した調査研究活動を官民連携の体制でおこなう国土交通省所管の認可法人です。
平成16年3月から国土交通省における国際空港の高度IT化を先導する「e-エアポート」構想の一環として
RFID(無線タグ)技術を用いて宅配手荷物と航空手荷物を融合した「手ぶら旅行」サービスを開始し
(http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/01/010116_.html)、
4月以降、欧米国際空港間でのRFID航空手荷物タグの認識検証試験、米国DHS(国土安全保障省)-TSA(運輸保安局)
とのRFID相互認識試験を実施してきました。
手ぶら旅行サービスの試行運用では、特にお年寄りやお子様ずれの方々から大変ご好評を頂いており、
旅行のバリアフリー化に貢献できるものと期待しております。
今回、このような調査研究活動の成果を広く国内外に周知、情報発信することを目的に情報コンテンツの改定と
英語サイトを追加しリニューアルしております。
今年のIATA年次総会(シンガポール)決議では、航空手荷物タグを現在のバーコード(紙タグ)からRFIDタグへの変更を
進めていくとともに、航空券の全面e-チケット化の他、ボーディングパスのバーコード化、チェックインターミナルを共有化
(空港に設置された共用型の自動チェックイン機でどの航空会社でもチェックインができる)させるという“コモンユースセルフ
サービスキオスク”というコンセプトを進めていくことが盛り込まれています。
[ IATAリリース→http://www.iata.org/pressroom/pr/2004-06-07-02.htm ]
このような国際動向を鑑みながら、今後ますます高度に進展する「IT技術」を活用した空港システムの調査研究を
当組合では積極的に進めてまいります。
(ASTREC Webサイト↓)
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