SIGGRAPH 2007 1st day:Anyone Can Cook - Inside Ratatouille's Kitchen

さて本日から5日間、アメリカはカリフォルニア州サンディエゴで行われたSIGGRAPH2007について、“学生の目から見たSIGGRAPH”というテーマでレポートをお伝えしたいと思います。

まずは初日。

今日は主に、Course と Emerging Technologies & Art Gallery が行われていました。

Emerging Technologies & Art Gallery については、後日写真などを掲載してじっくりご説明したいので、本日はもうひとつの Course について、その内容と自分の感想を交えつつレポートしたいと思います。

Course とは、CG関連の最先端で活躍する企業、大学などから、その分野のエキスパートの方々がお越しになり、半日、もしくは昼休みを挟んで丸1日、質疑応答を交えつつ、じっくりとプレゼンを聞ける、なんとも贅沢な催しです。

そんな数あるCourseの中で、自分にとって特に魅力的だったのが、Pixer の最新作“Ratatouille's Kitchen”(日本名では「レミーのおいしいレストラン」で7月末から公開中です)についてのプレゼン“Anyone Can Cook - Inside Ratatouille's Kitchen”でした。

タイトル“Anyone Can Cook”にあるように、本日の内容は主に、劇中にあった数々の調理と食材をいかに魅力的に見せる方法(この場合美味しそうと言った方がしっくりくると思いますが)について、Modeling & Dressing, Shading, Lighting, Cooking Effects (その他)の4つに分けて解説していただきました。
もし、まだ作品を見ていない方は、あらすじだけでも読まれるといいかもしれません。

さて簡単に感想をまとめてしまいますと、今回初めてテーマを聞いた時、自分は「Pixerにしてはちょっと地味過ぎるのでは?」と感じてしまったのですが、最後まで聞き終わる頃には、自分のノートに多くの貴重なアイディアが残ったことに気がつきます。

実際プレゼンの内容も「Renderman に実装された新しい機能」や「Har,Fur,ダイナミックシミュレーション」などと言った、いわゆる“派手”な技術紹介もありましたが、主にもっと格個人の主観的な、シーンを担当されたアーティストの方々が「私はこのシーンをより魅力的にするために、こんな工夫をしています」と言った、プレゼンを聞いた後、自分を含め各アーティストの方々がすぐに自分の作品に活かせる、“地味”だけど“身近で応用しやすい”ものだったと言う事に気がつきます。

本来ならば、自分の傍らに置いてあるノートに残したアイディアを活かして、何か実験的な物をお見せしたいところなのですが、今日はまだ1日目、映像等はいずれweb3Dの中で、レビューとして発表できればと思っています。

それでは、明日は course の2日目 Urban Design and Procedural Modeling をレポートしたいと思います。