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「L.A.S.E.R TAG 2.0」とは?

「L.A.S.E.R TAG 2.0」とは、アメリカの Graffiti Research Labが開発したオープンソースライセンスで配布されるソフトウェアで、レーザーポインタとプロジェクタを使い、レーザーポインタで非常に大きなビルなどにGraffitiする事が可能です。もちろんプロジェクタの電源を消したら、壁面には実際には何も書かれないのでスマートかつ安全にGraffitiすることができます。

今回のレビューでは、まず「L.A.S.E.R TAG 2.0」の使用/設定方法、実際にGraffitiをするまでを解説します。

 

IMG_0962s.JPG

L.A.S.E.R
TAGの仕組みと実施にあたっての注意点

L.A.S.E.R TAGの仕組み
L.A.S.E.R TAGはどのように壁面にGraffitiするのでしょうか?L.A.S.E.R TAGは、プロジェクタのマスキングされた投影エリアに当てられたレーザーポインタの明度や色をカメラで認識し、その軌跡を出力します。もちろん実際にはプロジェクタで投影しているだけなので、プロジェクタの電源を消したら壁面には何も書かれないのでスマートかつ安全にGraffitiすることができます。

注意点
・L.A.S.E.R TAGは、遠い距離で実行するには相応のプロジェクタと強力なレーザーポインタが必要になります。どちらも光源を覗き込んだりすると非常に危険ですので、扱いには十分注意してください。特にレーザーポインタは、絶対に人の眼、動物、車、航空機に向ける事の無い様に注意してください。

・屋外で実行する場合は、人や公共の迷惑にならないような適した場所や時間帯の配慮も必要でしょう。

作業環境

今回使用した機材/使用スペック
・PC / ポータブル (Dell XPS W1330 (Windows Vista))
・「L.A.S.E.R TAG 2.0」 / ダウンロード可 (無償)
・カメラ / PC内蔵
・プロジェクタ / I-O DATA, PJ-11SVGA
・レーザーポインタ / 米製グリーン, 50mW

DSC00092s.JPG

適切なロケーション
屋内外でできるだけ暗い場所を探しましょう。また投影するエリアは平面で、周りに照明の無い場所の方が良好な結果が出るでしょう。

準備

1.「L.A.S.E.R TAG 2.0」をダウンロード

2. PCとプロジェクタを起動します。

3. プロジェクタとカメラなどをPCに接続します。

4.「画面」コントロールパネルを開き、「設定」タブから画面の解像度をPC、 プロジェクタ両方とも同じに設定します。

5.「L.A.S.E.R TAG 2.0」を起動します。

6.「L.A.S.E.R TAG 2.0」のメイン画面に表示される3つのビューのうち、左と中央にカメラの映像が表示されることを確認してください。

7. プロジェクタのスクリーンが写る様にカメラを設置してください。

DSC00086s.JPG

各種設定

ソフトの各種設定は、ほぼデフォルトで動作するかと思います。

lasertag00.jpg

[メイン画面上部]
・左側「カメラビュー」…カメラビューです。黄色の枠で、プロジェクタのスクリーンを選択します。
・中央「Graffiti範囲ビュー」…カメラビューで選択した黄色の枠内をフル表示しているビューです。ポインタの色や明度の見え方はこのビューを利用すると確認が容易です。
・右側「Graffitiビュー」…プロジェクタで映し出されるGraffitiを表示するビューです。「=」入力で全画面に切り替えることができます(下記参照)。
(※分かりやすくするために名前をつけています)

[メイン画面左「Setting:」の主要キーについての解説]
・f キー …ウィンドウのフルスクリーン表示/非表示の切り替えです。
・-, + キー …「-」入力でメイン画面に、「=」入力で全画Graffitiビューモードに切り替えます(「+」では機能しない場合あり)。
・d キー …スクリーンモードのGraffitiをクリアします。

[メイン画面中央の主要設定についての解説]
※メイン画面中央の各種設定は上下左右キーを使用して操作します。上下で項目を移動、左右で数値を指定します。

▽Drawing settings <Graffitiモードやイメージの設定>
・Brush mode …Graffitiモードを選択します。0…ノーマル, 1…中抜き, 2…不明, 3…線が動き出すモード
・Brush width …Graffitiするイメージのサイズを調整します。
・Brush image/style …Graffitiするイメージの種類を選択します。自分で作ることも可能です(アプリケーションフォルダ内参照)。
・Brush color …Graffitiするイメージの色を選択します。

▽Drips
settings <ドリップ(垂れる効果)の設定>

・Drips enabled …ドリップの有無を指定します。0…無効, 1…有効。有効にすると塗り立てのペンキの様に液が垂れます。

▽Tracking settings <レーザーポインターを認識するための色設定>
・Hue Point …認識するための色を指定します。レーザーポインタがグリーンの場合操作する必要はありません。
・Hue Thresh Width …この色を指定することによって、認識する色の範囲を指定できます(デフォルトは緑〜黄緑)。レーザーポインタがグリーンの場合操作する必要はありません。
・Sat Threshold (彩度しきい値) …彩度の調整になります。色サンプルの状態を見て把握してください。
・Value Threshold …認識する色の明度を調整します。非常に重要かと思われます。

▽Clear zone settings <クリアゾーンの設定>
・Use clear zone …カメラに映っている範囲に「ポインタを当てるとGraffitiをクリアする窓(クリアゾーン)」を設定することを選択します。0…無し,
1…有り。
・Clear x pos / Clear y pos …クリアゾーンの座標を指定します。
・Clear width / Clear height …クリアゾーンのサイズを指定します。

L.A.S.E.R
TAGをする

実際にL.A.S.E.R TAGをするための手順を説明します。以下の順序で設定してみましょう。

1.メイン画面上部に3つのビューがあります。左側が「カメラビュー」、中央が「Graffiti範囲ビュー」、右側が「Graffitiビュー」とします。

2.「カメラビュー」に映し出されているプロジェクタのスクリーンと、黄色の枠を一致させます。黄色の枠の範囲が「Graffiti範囲ビュー」に映し出されていることが分かります。

3.上下キーで、メイン画面中央「Tracking settings」を選択し、ポインタの色と明度を入力します(グリーンの場合は変更の必要はありません)。「Drawing
settings」の「Brush color」を選択し、左右キーでGraffitiする色を選択しましょう(レーザー光と混同するため白とレーザー同色はお薦めできません
)

4.「=」を入力して「Graffitiビュー」をフルスクリーン表示し、プロジェクタのスクリーンにポインタを照射し、d キーで「Graffitiビュー」をクリアします。

5.投影されたスクリーンの反応を見ます。「-」入力でメイン画面に戻ります。

  1. 点がちらつく
  2. 点が飛ぶ
  3. 線だらけになる
  4. レーザーポインタを正しく追いかけない
  5. 何も表示されない

6.これらの不具合は大抵、明度の調整によって解決することができます。画面中央「Tracking
settings」の「Value Threshold」の数値を調整し、明度を調整してください。色範囲の設定やカメラ自体の設定にも影響されますが、カメラで正しく認識できるよう各種パラメータを調整します。

DSC00083s.JPG

L.A.S.E.R
TAG 屋外実験 vol.1 2009/03/24

福島県会津地域のダムと建物で行ったL.A.S.E.R
TAGによる屋外Graffitiの様子です。

 

今回のまとめ

L.A.S.E.R TAGは、機材の準備とシステム設定が上手くいけば思ったより簡単に実行できます。屋外で行う場合は、車に付いているコンセントでは必要な電力をまかなえなかったので自家発電機などの準備が必要でしょう。プロジェクタはメーカー推奨よりもずいぶん遠くまで投影が可能でした。

ではくれぐれも周りに迷惑がかからない様にHappy Bombing!

参考URL
http://graffitiresearchlab.com/
└Graffiti Research Lab
http://www.lasertag.org/
└L.A.S.E.R TAG
http://tokyo.fffff.at/tag/lasertag/
└東京L.A.S.E.R TAG
http://www.vimeo.com/2515786
└L.A.S.E.R TAGを行っている動画サイト
http://blog.livedoor.jp/saglife/archives/51089369.html
└SAGによるL.A.S.E.R TAG

・本家のビデオ(凄すぎです)

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