バージョン1.1新機能 「マルチライト」解説
はじめに感想を書いてしまいますが、この「マルチライト」は今回レビューした中で最も革新的で魅力的な機能でした。
この機能を使えば、いままで何度もレンダリングし直す必要があったシーンライティングの調整が、一回のレンダリングで済むようになり大幅な時間短縮が可能になります。
では、実際にどのような機能なのかを解説したいと思います。

マルチライトの設定の前に、上の図のようなシーンを用意しました。
| オブジェクト名 | マテリアル名 |
| Sphere | jewels->Gold_ok.mxm |
| Teapot | jewels->Silver_ok.mxm |
| Torus Knot | jewels->copper_ok.mxm |
| Hose | rough metals vol.1->CyanLMetal,mxm |
| Shade | jewels->Aluminium_ok.mxm |
| Room | Default |
| Floor | Default |
| Bulb | Default (まだEmitter を適用していません) |
次にライトの設定を分かりやすくするために、Physical Sun をオフにします。

同じRendererのタブで、今度は Multilight のチャックボックスをオンにします。


光源のマテリアルを設定します。
左から
- sodium low pressure 180w.mxm
- metal halide hmi -2500w.mxm
- sodium low pressure 135w.mxm
- metal halide hmi -1200w.mxm
これを先ほどのシーンのBulbオブジェクトに、やはり左から適応します。
これを以下の設定でレンダリングしました。
- サイズ 480×360pic
- レンダリング時間 60min
- サンプリングレベル 20
- 到達サンプリングレベル 13.50
シーンに各ライトの特徴が出ているのが分かります。

「マルチライト」でシーンに変更を加える前に、まずは現在のレンダリング結果を保存しておくことをオススメします。

注意)データを保存時に「Save MXI file error」とメッセージが表示されることがあります。
これは保存先の絶対パスに全角文字が使用されている場合に起こります。
Maxwell Render や、その他英語版の3Dアプリケーションを使用する際には注意してください。
画面下部にある タブ列からMultilightタブを選択します。
下にシーン内の光源である、Emitter 0 〜3 までのパラメータが表示されています。
基本はこのEmitter の値を変更することによってシーンの光源を調整します。
もちろん、その際に再レンダリングの必要はありません。気に入るまで何度でも調整ができます。
また、その左にはISO値やShutter速度のパラメータがあるので、必要ならこれらの値も変更します。
調整が完了したら、Refresh をクリックしてオリジナル画像に適用します。
下にいくつか調整したサンプルを載せてみました。
| ISO: | 100 |
| Shutter: | 249 |
| Emitter 0: | 0 |
| Emitter 1: | 100 |
| Emitter 2: | 0 |
| Emitter 3: | 100 |
先ほどまでの赤い光を消してみました。
シーン全体が幾分暗くなり、よく見ると左の球の影も変化しています。
各Emitter の下にある[S]のボタンをオンにすると、そのライトだけの効果だけが適用されるようになります。

また Shutter 値を 249から20 に変更すると、画像が少し明るくなることが分かります。

まとめ:
もし同じ一時間をレンダリングに費やすとすると、5分レンダリングを20回繰り返してライティングの調整をするよりは、1時間Maxwell Render でレンダリングした後にマルチライトで調整する方が効率が良いと感じました。
● レビューを終えて:
Maxwell Render 1.1 Review は以上で終了です。
不明瞭な点や至らない箇所等あったかもしれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、今回レビューに親切かつ適切なアドバイスをいただきました Next Limit Technologies 社様の御好意に感謝したいと思います。






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